2012年9月26日水曜日

タイ、観光大国、さらに成長中!



バンコクの旧メイン空港が、スワンナプーム空港のサブ空港として正式稼動することになった。タイ空港社では、これでスワンナプーム空港の深刻な混雑を緩和する作戦だ。

かつてタイの玄関口として知られたドンムアン空港は、新空港が開港した2006年以降チャーター便や一部のLCC(ローコストキャリア)が利用するだけ。数年前からは、メンテナンスハブにするとか、航空訓練ハブにするとか、航空博物館を併設するとか色んな案がでていた。

ところが、近年スワンナプーム空港の利用者が増加し続け混雑問題が深刻化、拡張工事は時間がかかるし人員補充も難しい・・・ ということで、ドンムアンが再注目された。タイ空港社ではドンムアンにLCCを誘致しようと必死で、ついにLCC最大手のエアアジアが10月からの移転に合意したことで目的を達成できる見通しとなった。

エアアジアだけで年間利用者数が800万人近くだから、確かにスワンナプームの混雑は少しばかりマシになるのではないだろうか。

スワンナプーム空港は、年間旅客処理能力の4500万人を超えたあたりから出入国の混雑が異常レベルに達し、職員もサービスも滑走路も何もかも不足。今年の年間利用者は5220万人に達するとの予想で、キャパ越えもいいところだ。

こうしてみると、改めてタイを訪れる外国人の多さに驚かされる。バンコクは、去年の大洪水、一昨年は過激反政府デモと災難続き。でも観光客は増えている。

私が暮らすプーケット島の空港も、年間旅客処理能力はとっくにキャパ越え、現在何度目かの拡張工事中だ。年間800万人の観光客がこの島を訪れているというから、道路の渋滞も納得。その割には、昼間からぷらぷらしている人は多いし、あまり景気のいい話を聞かないのが不思議なんだけどね。






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