2014年2月1日土曜日

タイで新年明けました

2014年が明けた。近年、この時期は千葉の実家で過ごしていたので、南国でのお正月はちょっと新鮮な感じがする。年明け前からあちこちで大きな花火が上がり、遠くのほうでは深夜まで賑やかな音楽が鳴り響く。 タイでは3つの正月があり、春節やソンクラーン(タイ旧暦の正月)に比べると、1月1日の正月は少々地味な感じがした。しかし、観光地だからなのか、年々存在感が増してきているような気がする。 そうはいっても、初詣に行ったり初日の出を拝んだりといった習慣はあまりないようで、他の祝日同様、元日は家族や親しい人たちと外食に行ったりする人が多い感じだ。 私も親しい友人たちと、自然に囲まれた山の上のレストランに行ってきた。 急勾配の坂を登ったところにあるこのレストランは、我が家の目の前の山の中腹にある。密林の中にポツンとたたずむ様子は、どこもかしこも開発が進むプーケットでは新鮮な感じだ。 まさにタイ人の嗜好に合っているせいか、店内はローカルのお客さんでいっぱいだった。みんな我々同様、観光客で溢れかえる海辺のレストランを避けてきたようだ。 ここの料理はごく一般的なタイ料理で、メニューはタイ語のみだし団体客もいない。 世界有数のビーチリゾート地では、案外こんな風に、山の中の素朴な場所でのんびりするのが非日常だったりする。昼間からタイ料理をつまみにビールを飲んでいた我々だが、少しだけ日本語のボリュームを下げて、タイ人をみならいゆったり穏やかに元日の午後を日没まで楽しんだ。 平和でのどかで実に良い元日だった。