刑務所の所持品検査で、禁止品の携帯電話などが大量にみつかったというニュース、 タイの新聞ではすっかりお馴染みとなっている。 今月は中部ノンタブリ県内の重罪受刑者ばかりが収容されている刑務所で一斉検査が行われ、携帯電話28個のほか、テレビ、DVDプレイヤー、MP3プレイヤーなど多数がみつかった。 毎回問題とされるのは禁止品の入手経路だが、たいていの場合は看守が関与しているという結論に落ち着く。そのわりには、具体的にお咎めを受けたとかいう話はほとんどきかない。あとは、かなり原始的だが、施設の壁越しに投げ入れるという手口。 中には、壁の向こうがいきなり繁華街という立地の刑務所もあり、壁越しに色々なものが飛び交っているという。 刑務所に持ち込まれる携帯電話は、多くの場合において薬物の密売のために使われる。 塀の中から仲間に取り引きの指示を出すらしい。だから、刑務所を管理している矯正局のほうも、所持品検査を通して携帯電話の没収に躍起となっている。 ところで、所持品検査の際の携帯電話の隠し場所だが、最近では肛門というケースが多いとのことだ。何度も跳躍をさせられると隠していたものが出てきてしまうというから、想像するとなんだかもの悲しい。中には勇敢にも2個を詰め込み、腸壁にひっかかって病院に運ばれた受刑者もいるという。 さて、そのノンタブリ県内の刑務所で実施された一斉検査では、今回薬物反応検査も行われた。200人以上が陽性反応だというから驚愕だ。 プーケット島にも、常に収容率100%超えの刑務所がある。最近行われた所持品の抜き打ち検査では、なんと薬物も携帯電話もいっさい発見されなかったとのこと。この結果が評価され、近々表彰を受けるという。 こんなところにもプーケット島ののんびりしたところが表れているようで、なんだか微笑ましく思ってしまった。
プーケット在住12年。犬猫に囲まれて南国インドアライフ満喫中のぷけ嫁さんが紹介するタイの生活や習慣。このブログはプーケット情報サイト&マガジン・プーケットウォークから毎月25日に配信されるメールマガジンに掲載されたものです。
2012年5月31日木曜日
White Prison”プーケット刑務所 表彰!
2012年5月2日水曜日
最低賃金、上がったそうです・・・。タイで働く。
4月から、タイ国における1日あたりの法定最低賃金が300バーツ(約822円)に引き上げられた。
なんと一気に40%のアップだから、労働集約型産業などへの負担は膨大で、経営が成り立たないため近隣国への移転や閉鎖をも考える工場も既に出てきているという。 これまでの引き上げといえば年間せいぜい2バーツから5バーツ程度。 2011年度はバンコクで215バーツだった。これが一気に85バーツ、17年分も上がったようなものだから、いくら物価が上昇しているからといっても異常だ。 なお、今回の引き上げはバンコクなど7都県で先行実施され、政府では、残りの県も来年には適用させたいとしている。最低賃金なんて地域によって違うのに、まさかの全国統一が強行されようとしているわけだ。 収入が増えて消費拡大、国の経済がよくなるのであればいいが、なんだか様子が違うような気がする。政府が焦ってこの時期に押し切ったのには、色々意味があるようだ。 さて、我らがプーケット島もこの先行7都県に入っているわけだが、別に夫の給料も私のバイト代も上がる気配はない。まったくない。まぁ、工場は少ないし、従業員の多いホテルなどでは既に1日300バーツ前後、月給7500バーツ(20,550円)以上もらってる人がほとんどだしな。
逆に、低賃金の肉体労働系は移民などが多く政府の監視も届かないから、日当300バーツになんてならないだろうし。 でも、これを機に、また値上げする飲食店とか増えるんだろうなぁ。 タイ商工会議所では、「賃上げの影響が顕著になるのは2013年から」と予想。即席めんが1個5バーツという時代も、そろそろ終わりなのかもしれない。
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