2016年12月2日金曜日

常夏でも季節はめぐって

雨季は涼しく過ごしやすい日が多いのだが、やはり雨が続くと色々起きる。特に雨季の終わりは雨の量がすごくて、豪雨にみまわれたらあっという間に主要道路が冠水して川みたいになる。道路というものは平らじゃないようで、ひとたび水没すると深いところが隠れていたりと危ない。しかし、慣れた人たちは車でもバイクでも、ちゃんと浅瀬を探しながら移動している。

我が家の前も降雨量によって、たまに川のようになる。地下の排水が追いつかないのだ。原因はシンプルなもので、排水路が泥や葉っぱなどでいっぱいだから。我が家は数年前から、ドブさらいのトラックに来てもらって定期的に泥を吸い出している。でも、よそのお宅のほうまでは勝手にできないので結局あまり意味がないのかもしれない。

毎年この時期の恒例とはいえ、今年は特に道路冠水の規模が大きかったように思う。パトンでは主要道路を渡るのにゴムボートまで出動するほど。SNSで動画を見たら結構流れが強く本当に川のようだった。ただ、ここは島なのでいつまでも冠水しているわけではない。雨の勢いがおさまれば少しずつ自然に排水していく。だから役所もドブさらいに力を入れない。

鬱陶しいこんな時期は、周囲で住まいの愚痴も増えてくる。雨漏り、停電はもはや定番。変わったところでは、近所の電柱に急にスピーカーが取り付けられ、連日爆音が流れるので引っ越した、とか、屋根裏で産まれた子猫が、重みで天井を突き破って落ちてきた、など。今年もなかなかアメージングな話題を耳にした。

でも、乾季が訪れるとそんな話もぐっと減り、みんなカラリと気持ち良く過ごすようになる。観光客も増えて明らかに活気が出てくる。この変わり目が好きだ。海がキラキラ光っている。真面目な人たちは夢中になって働いて、ずるい人たちは、何かおいしいものにありつこうとアンテナを高く張る。混沌としているのに、どこかのんびり。近所の池では川鵜が姿を見せ始めた。風の向きが変わる。今年もいよいよ、プーケットのベストシーズンがやってくる。

今回をもってぷけ嫁3面記事は終了となりました。長い間ありがとうございました。

2016年9月5日月曜日

微笑みの国から「幸せの国」へ

米国の大手情報サービス会社ブルームバーグが2016年度「世界幸福度ランキング」を発表、トップを飾ったのは、なんと我らがタイ王国だった。
この世界幸福度とは、失業率+インフレ率の合計をもとに出した指数ではかるという。正しくは「世界悲惨指数」を算出して、タイが「一番悲惨ではない国」だったのだ。ちなみに世界幸福度2位はシンガポール、3位が日本と続く。
タイの失業率は現在1.1%だそうだ。なるほど。確かに失業中で困ってるという人は周りにあまりいないかも。ただ、ローンを組みすぎて生活が苦しいとか、万年貧乏でお金がないとかいう人は常に一定数いる印象だ。あと、自営業や自称フリーランスが多く、何をしているのか職業は知らないけど、やたら羽振りがいい人もけっこういる。
インフレ率のほうは前年比0.1%程度の上昇とされている。これはもう、物価上昇についてはこの10年くらいで上がり切っちゃたのではないだろうか。2007年ごろの原油高騰期に何でもかんでも値上がりし、少し落ち着いたかと思ったら、今度はインラック政権が最低賃金を一気に50%も引き上げて、また値上げラッシュ。ただ、GDPも順調に伸びているせいか「みんなまんべんなく豊かになったなぁ」という実感はある。まぁ、徹底した国勢調査など実施していない国なので本当のところは謎だけど。
近年日本では「ワーキングプア」とか「若者の貧困問題」などが増えて社会問題になっている。タイではマイカー所有率が上がり、庶民の国外旅行もあたりまえ。日本へは観光とショッピングに行く時代になった。大学生でアルバイトをする人は少なく、親からたんまりお小遣いをもらう… 確かに幸せだ、恵まれている。しかも南国だ、みんな陽気で楽天的なのだ。
私が移住した頃は「微笑みの国」だったのが、今や「幸せの国」に進化した。日本より幸福で、おおらかな国。在タイ16年、不満はあるのに、不思議と居心地が良いと感じるのも妙に納得である。

2016年7月6日水曜日

日本は眩しかった

 約1年ぶりに千葉の実家へ行ってきた。日本は初夏、真っ青な
空が清々しい。日によっては真夏日なんて騒がれていたが、高温
多湿、熱帯モンスーン気候の国に16年も住んでいると「どこが?」
といった感じである。テレビで「今日は蒸し暑いです」という日
も、鼻の奥が乾燥してヒリヒリする。

 いつ帰ってきても、我が母国は整然としていて快適だ。WiFiの
感度もよく、ますますオーガナイズされていく成田空港。タクシ
ーは行先だけ告げればいいし、料金の事前交渉などもちろん必要
ない。実家ではシャワーの水圧が痛いほど強く、大雨でも停電の
心配は不要。すべてが規律正しく便利で圧倒される。あまりにい
い気候なのでウォーキングなどもしてみる。新道は広く安全で、
ゴミひとつなく、野良犬にも遭遇しない。野良犬どころか、猫も
みかけない。

 実は、帰省直前はプーケットの家を留守にする準備に追われて
「帰るのめんどくさい」なんて思ってしまうのだが、塵ひとつな
い成田空港に到着した瞬間に、そんな鬱々とした気持ちは吹っ飛
ぶ。そして、プーケットに戻る日が近づくにつれて、今度は日本
を離れるのが億劫になってしまう。

 それでも予定どおり夜のプーケットに戻る。空港ゲートを出る
と、客待ちドライバーたちが群れていて、むわっと湿った空気が
まとわりつく。我が家に変わりはなく、18歳の猫もなんとか元気
だ。家中散らかっているため、水も飲まずに掃除洗濯にとりかか
り、ソファに座ったきりでなんの手伝いもしない夫にキレつつも、
だいたいの片付けを終えて弱々しい水圧のシャワーを浴びる。雨
季に入り水不足は解消したようだ。雷が鳴ってるから停電になる
かも?念のためプラグ類は抜いておくか…。

 今朝まで停電や水不足の心配などない整然たる日本にいたとい
うのに、なんという違いだろう。ライフラインの次元で心配する
日常に、また戻ってきてしまったのだ。懐中電灯は各種備えてあ
る。シャワーなんて、水圧が多少弱くても水さえ出れば上々。不
便は多いけど、こんな生活のほうがなにかこう「生きてる」と実
感するのだから不思議だ。道ばたでは犬たちが寝そべり、庭を大
トカゲが横切る。私にはまだしばらく、こういう日常としての南
国島暮らしが向いている、ということなのだろうか。

2016年5月7日土曜日

幸せ感じてますか?

暑季でまとわりつくような暑さが続いている。何をするにも億劫だが、
気晴らしにタイ人の友達とエアコンが効いたバーに飲みに行くことにした。
なぜか友人はひとりウキウキと楽しげ。
話を聞くと、もうすぐタイ中部のシンブリ県まで瞑想合宿に行くという。

時々この友人は、白い服の上下を着て大きな寺院を背景に撮影した画像を
送ってくるのだが、それにまた行くらしい。白い服は、プーケットなら
ベジタリアンフェスティバルでよく見るあれだ。仏教の修行服という感じだろうか。

今回は、うちの近所にある行きつけの美容室のお姉さんと一緒に参加してくるという。
2人は一緒に出かけるような仲ではないが、瞑想合宿となると別らしい。
なんでまたそういう経緯になったのか尋ねると、
「私がよく瞑想合宿に参加してるのを知ってるから、今度一緒に行きたい、
連れて行って!と言われた」とのこと。
普通の旅行だとちょっとない組み合わせだが、瞑想合宿とは色んな垣根を取っ払うようだ。

今回のその合宿は期間が1週間以上と長め。数百人の熱心な仏教徒が集まり、
毎日ひたすら瞑想修行に励む。寝床も食事も提供される。そういえば20年くらい前、
バンコク郊外の大型寺院でカップラーメンをいただいたことがあったが、
あれも瞑想合宿だったのだろうか。

白い服を着た1000人くらいの人が集まってガヤガヤやっていた。
ジーンズ姿の旅行者などが立ち寄って、しかも軽食までお世話になっていいのか焦ったが、
一緒にいたタイ人ガイドさんは「大丈夫だから」と言っていた。
そういえば、売店でびっくりするほど高い翡翠のお守りを売っていたな。

シンブリに行く友人は裕福でいつも活動的なので、1週間もお寺にこもるなんて
辛くないのか尋ねると、「修行の間はすべてのことを忘れるの。
家のことも旦那のことも犬たちのことも。
そうすると、合宿が終わる頃にはすっきりしてまた頑張れる!」と幸せそう。
なるほど、一種の現実逃避か。私がRPG(ゲーム)の世界で、
ひたすら無心にレベル上げに励むのと一緒ではないか!

普段から毎日幸せそうな友人だけど、実際はまぁ色々あるということか。旦那さんはともかく、
愛犬たちのことまで忘れるとはな。しかし、大勢と一緒に慎ましく修行することで、満たされ、
幸福感を得られるというのはとても羨ましい。

毎週お寺の瞑想教室に通うご婦人も周りにいるので、いつかのぞいてみたい世界ではある。
でも、やっぱり新しいゲーム機を買うほうがワクワクしてしまう自分には、
まだ入れない異世界なのだろうな。

2016年2月1日月曜日

「ヘビとSNSには要注意」

年明け早々、プーケットのスネークショー施設で、観光客がニシキヘビに鼻を噛みつかれるという衝撃動画がフェイスブックで広まった。

鼻を数針縫うはめになったのは中国人の女性(20代)。動画を見ると、飼育員がとぐろを巻いたニシキヘビを抱え観光客たちに見せているところに、被害者の女性がおもむろに顔を近づけガブッ!とやられている。現場は飼育員やお客さんたちの悲鳴に包まれた。うっかり大音量で動画を見ていた私は、驚いて飛び上がってしまった。

飼育員のおじさんによると、「いつもどおり、スネークショーの後にニシキヘビと記念写真を撮りたいお客さんはいないかまわっていたら、急にひとりの女性が顔を近づけてきてヘビにキスをしようとした。ヘビは驚いてパニックになったようだ」という。ちなみに、かつてヘビがお客さんに噛みついたこともなければ、ヘビとキスをしようとしたお客さんもいなかったそうだ。

スネークショー会社の対応は早かった。代表者は「プーケットでの治療費はもちろん、中国国内での治療費も負担する」と発表、被害届が出されなかったことについて「被害者女性の不注意で起きたような事故なので、責任を感じているのだと思う」と述べた。

意外と対応が手厚いな、と感心したのもつかの間、今度はこの会社に未登録のヘビがいたことが明らかになり、認可されるまで業務停止というオチがついた。

気の毒に、被害者女性はフェイスブックに縫った鼻のどアップを晒されただけでなく、見ず知らずの大勢からたたかれる目に遭った。「2.5メートルものヘビにキスするか?」「ヘビが可哀想だろ」「また中国人が事故起こした!」などなど。

衝撃動画の絶叫(大音量)に震え、SNSの怖さを思い知り、「私も色々気をつけよう…」 と本気で思う新年。2016年もよろしくお願いします!




2015年12月2日水曜日

タイの田舎の同窓会

【タイの田舎の同窓会】

我が夫が年に一度の「泊まりがけ同窓会」に行ってきた。場所はイサーン
の田舎、小学校の同窓会である。2年ほど前に母親の死をきっかけに、
数十年ぶりに田舎を訪れ同級生たちと再会、それ以来毎年行われる同窓会
に出席するようになったのだ。

夫もそうだが、同級生の多くは故郷を離れ暮らしていることと、
同窓会が3日間の大イベントということもあり、みんな数日泊まりがけの
参加となる。夫に至っては1週間の休暇をとる気合の入れようだ。今年は
お揃いのポロシャツをオーダーする係とやらで、出発前に取りに行ったり
郵送したり、嬉しそうに走り回っていた。

3日間のプログラムは、村人総出のウェルカムパーティーから始まり、
バスハイク、山登り、船遊びなど盛りだくさん。寺院では故人となった
同級生たちの供養も忘れない。実にタイらしい。

帰省中LINEで送られてくる写真と動画は、どれも「子供かっ!」
というようなものばかりで、何もない田舎での、ほのぼのと幸せな
幼少期を想像させた。写真の中でひっくり返って赤い顔して寝ている人も、
おどけて肩を組んで大笑いする人たちも、もとはみんな洟垂れ小僧
だったに違いない。

さて、楽しい同窓会旅行から戻った夫のもとに、後日宅配便が届いた。
中身は仲良しグループの写真入りマグカップ。
いったいどうするのだろう… と注視していたが、夫は躊躇なく、
それで毎朝コーヒーを飲んでいる。
楽しかった同窓会の余韻を味わうように。

カップは2つ送られてきた。普段ならすぐに戸棚にしまいこむ私だが、
しばらくはキッチンカウンターの特等席に飾っておこう。
たまには夫のノスタルジーに付き合うのもいいではないか。

2015年9月30日水曜日

ようこそ、ホットシャワー様

我が家でホットシャワーが復活した。
アツアツのシャワーが使えるのは実に2年半ぶりである。
もともとはソーラー温水器でホットシャワーやお風呂を使っていたのだが、
6年を過ぎたあたりで貯湯タンクの水漏れが始まり、
まともになおせる人に出会えず(プーケットあるある)、
絶えず垂れ流される水がもったいないので
水栓を止めてしまったのだった。

それがちょうど暑季のことで「水シャワーでも案外いける」ということに気づき、
あっという間に2年半。雨季の涼しい時期はさすがに苦痛だったが、
温水器の設置もなかなか大掛かりになるのでなんとなくやり過ごしていた。

そして今回、ゲスト用バスルームの天井を張り替えるにあたり、
ついでに温水器を設置することになった。前の家でもソーラーだったので、
私にとっては初めての温水器となる。ホームセンターをめぐり、
しっかり熱い湯が出るという熱水器を買って取り付けてもらった。

ソーラーシステムからの変更なので、新たに配管したりして
上のほうでチューブがむき出しになってグルグルしているが、
そんなのはどうでもいいくらいの快適さ!
湯がアツアツ!なぜかぬるめにしようとすると一気に冷水に
なってしまうのだが、それでもいい。ホットシャワーはアツアツが正義!!
タイ人の夫には熱すぎるみたいで、1度使っただけで
自分の部屋の水シャワーに戻ってしまったが…

そういう私も、特に暑い日は水シャワーだ。
電気代が気になるのでバスタブにつかることも少ない。
お風呂復活で嬉しくて入浴剤などを揃えたが、はしゃぎすぎてすぐのぼせた。
それでもやはりホットシャワーは素晴らしく、
今度は自分の部屋のバスルームにもまた欲しいと思っている。
さて実現するのは何年後かな?

2015年8月3日月曜日

「幸せならいいじゃない」

私の周りには、家庭を2つ持っている旦那さんがけっこう多い。
ここがプーケット島だからかもしれないが、1つはここ、もうひとつはバンコク、
というパターンがほとんどだ。そうした旦那さんたちは圧倒的な経済力を持ち、
どっちの家庭も不自由させることなく養っている様子。
奥さんたちは、みんな美しく上品で幸せそうにみえる。
なにかこう、経済力を含めて能力の高い男に見初められた女性、という感じだ。

この国は女性が自立して生きてゆくのは難しいところがあるので、みんなが幸せ
ならこういう形も有りだと思う。
いっぽうで、経済力は低めなのに奥さんが複数いるというケースも少なくない。
我が家の修繕にくるたぐいの男性によくみられるのだけど、数日作業の際などは
日替わりで違う奥さんが世話を焼きにくる。作業あとの掃除や片付けをしたり、
飲み物を買ってきたり。中には作業そのものを手伝うたくましい奥さんもいる。

先日うちに芝の張替えにきていたC氏もそんなひとり。
特に目立ったモテ要素はみあたらない。うちに出入りして5,6年経つが、
作業2日目で初顔の女性がきた。チャラチャラとした人で、
別に世話を焼くわけでもなく東屋に座っているだけ。応援担当なのか。
本妻はこまごまと動くので間逆のタイプだ。

作業最終日、5歳くらいの娘も一緒にきた。鍬だの鉈だの転がっている中で
ちょろちょろと遊んでいたのだが、作業が終わり大人たちが片付けをしている間、
娘がその辺に咲いていたプルメリアの花を耳元に飾り、「ねー、かわいいー?」
とC氏に聞いている。

片付けで忙しいC氏だが、「ああ、可愛いよー」と相槌。すると娘は嬉しそうに、
今度は両方の耳元に花を飾って、「2個つけたよ、かわいい?きれい?」
と何度も聞きにくる。
その度にC氏が、「すごく可愛いよー、なんてキレイなんだ!」
と声を張り上げて応える。重たい道具を汗だくで運びつつ、
ちゃんと娘を褒めている。
そんな光景をみて、少しだけC氏がモテる理由がわかったような気がした。
きっと色々あるのだろうけど、C氏の周りの女性は幸福度が高そうである。
非常にうらやましい。

2015年5月29日金曜日

【酔った観光客がパトンでエビ2匹を泥棒】

ハイシーズンが終わると、少々気の抜けたようなニュースをぼちぼちと目にするようになる。
今回は歓楽街で起きた、そんな脱力系B級ニュースをご紹介。
みなさん、泥酔したからってお店や警察に迷惑をかけるのはやめましょう!

【酔った観光客がパトンでエビ2匹を泥棒】

プーケット島随一の歓楽街“パトンビーチ”で、酔っぱらった観光客がシーフードレストラン
の店頭からクルマエビを2匹持ち去り、警察に通報された。

犯人は27歳のオーストラリア人男性で、被害に遭ったトロピカレストランのマネージャー(36歳)は、
「男がふらりとやってきて店内に入ると、食材として展示してあったクルマエビを2匹つまみ上げ、
そのまま立ち去ろうとした。店員が慌ててクルマエビを戻すよう促したが、男はこれを断り、
飲屋街ソイ・バングラのほうへ消えてしまった」と話す。

通報を受けたパトン署はすぐにソイ・バングラを捜索、間もなく2匹のクルマエビをポケットに
入れた男を発見した。パトン署に連行された男はすぐに犯行を認め「泥酔していた」と説明、
盗んだクルマエビを警察官らに差し出した。
今回はレストランのほうで被害届を出さなかったため男は告訴されなかったが、
器物損壊罪で500バーツの罰金が科された。
なお、クルマエビ2匹は、警察を通してレストランへ返却されたという。

2015年3月30日月曜日

バイクに当てられ思うこと

在タイ15年にして、初めて自動車保険を使うような事故に遭ってしまった。
事故といっても、私は渋滞の中ほぼ停止したような状態で、脇を無理矢理
通ろうとしたバイク屋台に車体をこすられバックライトを割られた感じなので、
追突などの衝撃は全くなかった。
ただ、バイク屋台の主が私の車のバックライトにハンドルをめり込ませたため、
手を負傷し救急車がくる事態となってしまった。

私にしてみれば、勝手にぶつかってきてバックライトを壊したあげく車体まで
傷つけてふざけるな!だが、手から流血している男を前にそんな主張をしても
仕方ない。男のほうも最初は「急ブレーキかけやがって!」と叫んでいたが、
あまりの痛みのせいか、すぐにうずくまり静かになった。

私が車外に出るタイミングをみはからっている間に、通りすがりの人たちが集まり
男の傷を水で洗ったり布を当てたりとお世話をしてくれた。
ひとりの女性は英語も堪能で、私の夫と電話で話してくれるなどして本当に助かった。

やがて負傷した男は救急車で市立病院へ運ばれたのだが、国民皆保険すら
入っていないとのことで、せっかくきた救急車もしばらく行き先を迷う始末。
お世話してくれた人たちが、私がファーストクラスの自動車保険に入ってるから
大丈夫と説明していた。内心「なんで私の保険を使うんだよ」と思ったが、
流血もひどいので「治療費は私が持つから近くの国際病院でもどこでも早く連れて行って」
とお願いした。

その後、現場には保険会社とタイ人の友達が到着し、写真を撮るなどして
近くの警察署へ移動、保険に必要な書類をもらって解散となった。あっさりしたものだ。

事故からちょうど2時間後に帰宅すると病院から連絡がきたので、どうせ治療代のこと
だろうと思いあとは夫に任せた。結局、夫が仕事帰りに男の家へ寄り治療代1000バーツ
を置いてきたという。保険会社は「あなたはなにもしなくていい」と断言していたが、
そうもいかない、約束しちゃったし。

交通事故は保険会社同士が話し合って処理するものだと思っていたが、今回のことで、
相手次第ではそうもいかないことを学んだ。そして、改めてタイ人の柔軟な助け合い
精神に気づかされた。私だったらあんな風に自然に手を貸せるだろうか。
また、自分のタイ語力の低さにも呆れた。結局どこでも誰かに頼ってばかり!
色々と気が滅入ったが、命にかかわる事故ではなかったのでよしとしなければ。

2015年1月27日火曜日

きっと暑さのせい。

プーケット島は乾季の真っ只中である。夜は涼しく過ごしやすいが、日中の日差
しはなかなか厳しい。朝から犬の世話にゴミ出し、落ち葉を掃いて、そのまま外
でうっかり立ち話などしようものなら、すぐに頭がボーッとし、洗剤を入れずに
洗濯機をまわしたりする。まったく、南国は人を鈍くさせる。

最近の地元新聞で、外国人宅が3軒並んで泥棒に入られた記事を目にした。
犯行の時間帯は夜中で、それぞれ現金、カード、パソコン、パスポートなどを
盗まれた。驚くべきことは、いずれの家も玄関の鍵をかけていなかったこと。
「何年も住んでいるが鍵などかけたことない」と話している。被害者の皆さんは
初老のヨーロッパ人なのだが、母国でもそんなんだろうか?

いっぽう、犯罪者のほうも抜けてるやつがいる。地域で知られた自転車愛好家が、
コンビニ強盗をはたらき数時間で御用となった事件。犯人は自慢の自転車で
自宅最寄りのコンビニまで来ると、おもちゃの銃で店員を脅し1400バーツ(約5千円)
を奪って逃走。監視カメラの映像が公開されたが、顔丸出しのサイクリングパンツ
姿で「そりゃ速攻で身バレするわ」というレベルだった。

「ビールを買うカネが欲しかった」というのが、またもの悲しい。
犯行時に乗っていたピカピカの自転車は、もちろん警察に押収された。

普段からB級ニュースの多い島だが、最近はさらに増えた気がする。
私も、乾いた暑さでこれ以上頭がボンヤリしないよう気をつけなければと思う。

2014年12月3日水曜日

ニセモノ注意!

本格的な観光シーズンを迎えたプーケット、一気に観光客が増えて島に活気が
満ちてきた。しかし、人が集まるところには悪い人たちも寄ってくるのが世の常。
さっそく先日はプーケットいちの歓楽街パトンで、ニセ僧侶の2人組が逮捕された。

タイ中部出身の2人(33歳、49歳)は、日中コンビニの前に立って道ゆく人たちに
現金の施しを乞うていた。姿こそ仏僧のシンボル、黄色い袈裟だったが、
邪気がにじみ出ていたのだろう、地元の警察中佐に見破られた。

パトン署で所持品の検査を受けると、4000バーツほどの現金、予備の袈裟、
コンドームなどが出てきたという。 僧侶の資格証明は持参しておらず、
地元の寺の高僧が確認のために呼ばれたところで自白に至った。

調べによると、この2人は今年8月にもホアヒンで捕まっていた。
さらに、うち1人には過去に麻薬乱用の逮捕歴もあったというからしょうもない。

警察中佐はペテンを見抜くコツとして、
「本物の僧侶は道端で現金のお布施など乞わない。資格証明も持参している」
と説明、
「こうしたニセ僧侶のせいで仏教のイメージが傷つくのは非常に遺憾。
不審な僧侶をみかけたら通報してほしい」と市民に協力を呼びかけている。

国内外の観光客であふれるこの時期、
プーケット島はちょっとした浮かれモードに突入する。
そこに付け入るように詐欺を働くやつらは、やはり今年も多いのだろうな。

2014年9月30日火曜日

久々の病院

先月、風邪をこじらせたので約1年ぶりに病院へかかった。
ちょっとしたことであれば近所の薬局に症状を伝えて抗生剤などの薬を
出してもらうのだが、今回は咳がひどかったため特別だ。

いつもなら市内の2大私立総合病院へ行くところだが、近所に新しく立派な病院が
できたので視察を兼ねてそっちに行ってみた。既にオープンしているものの、
予想通り建物内は一部工事中。タイでよくある「ソフトオープン」というやつだ。

でも、受け付けには英語堪能なスタッフが数人いて一安心である。
保険の有無は聞かれなかったので事務的な処理がまだ整備されていないのだろう、
今回保険は気にしないことにした。
自己負担100%だが風邪程度なので料金の予想はつく。

しばらくして2階の診察室で受診となった。肺炎の不安をうったえると
「X線撮りますか」とドクター。料金は300バーツだというのでお願いした。
ピカピカの病院にしては意外とリーズナブルではないか。
X線ルームで撮影を終え再び診てもらうと、肺に影はないという。
薬をいくつも出してもらい、お会計1600バーツ。
保険はないし風邪ぐらいで高いとは思うけど、
まぁ想定内であった。

いっぽう、費用の予測が難しいのが動物病院だ。
先日、友人の飼っている小型犬が突然体調をくずし、夜間の救急病院へかかった。
血液検査に酸素室、超音波に注射2本、X線など、2日間通って
費用は計6000バーツ也。ちなみにX線だけで約1000バーツだったという。
人間様の3倍以上!友人は、
「あら、人間は安く済んでいいわね」と笑っていた。あはは、ほんとうに… 
そろそろこの国にもペット保険が登場するかもしれないな。

2014年8月1日金曜日

出家の季節

7月に入って2人の知人から「仏門に入ります」という通知がきた。仏教の入安居にあたるこの時期は、毎年こうして友人知人の誰かしらから出家のお知らせ、つまり「出家の儀式への招待状」が届く。雨季の風物詩だ。

タイの男性は、仏教徒であれば一生に一度、短期間でも必ず仏門に入ると言われている。一般的に社会人になる前の出家が多いのは、親孝行の意味が強いから。出家の儀式は成人式のようなものかもしれない。

だから、とっくに成人した男性が仏門に入るというと何か違和感を覚える。
以前、日本で不法滞在して強制送還となった知人(30代)が、タイに戻ってすぐさま仏門に入った。別の知人(40代)は、なかなかエゲツない商売で一儲けしたと思ったら突然仏門入りした。私の周りはこんなだから、今回の2人も「何かしたのか。みそぎだな?」と勘ぐってしまう。

ちなみに、ひとりは24歳。学生時代はヤンチャで両親を泣かせていただけに、今回の出家はまさに最大の親孝行となる。少し遅い成人式かな。お母さんが泣いて喜ぶ様子が目に浮かぶ。

もうひとりは50代。ギャンブル好きで生き方は刹那的、奥さんに愛想を尽かされた男。50代の彼については、どうしても出家の儀式の招待状が集金袋にしか見えなくて困ってしまう。しかも、出家期間は1週間… 。まぁ、現代の社会人はそう長くこもっていられないだろうけど。

こうして、どこかすっきりしない中高年の出家だが、世間はとても寛大だ。
我が夫も友の出家を祝福している。お財布が寂しい雨季に予定外の出費ときて、ついつい不機嫌になってしまう自分が、ものすごく偏狭に思えて悲しい。

在タイ14年、見た目こそすっかり現地に溶け込んでいる私だが、まだまだ内面まで同化するには至らないようだ。

2014年6月4日水曜日

義母のこと

夫と結婚する時は「家族親戚が増える!なんだか楽しそう!!」とわくわくしたものだったが、夫の姉一家も義母もバンコクにいるせいか、実際この14年間で交流したのは数えるほど。電話でみんなと話すこともあったが、何しろ私のタイ語が一向に上達しないので
いつも挨拶程度で終わる。義母と話した時などは、あまりに会話が成立しなくて申し訳ないほど。80歳を超えてからは私のこともよくわからず「なにか外人の嫁」くらいの認識だったと思う。

そんな義母が去年他界した。近年は入退院を繰り返していて、夫が訪ねても誰か思い出すのに時間がかかったという。慎ましく物静かな人だったが、義姉に経済力があるので私立病院に入院したり、義姉宅でもお手伝いさんに介護をしてもらっていた。

私たちは商売柄2人で一緒に家を空けることができないので、夫だけがバンコクへ飛んだ。
葬儀はけっこう盛大なもので参列者も多かったという。写真をみたら夫のプーケットの友人もいた。大学生の甥ほか親族の男の子たち数人は、喪に服すため頭をきれいに丸めていた。タイ仏教徒の習慣だという。

帰宅した夫が私にアルバムをみせながら葬儀の解説をする。
「これがまだ田舎に住んでる親戚、これが義兄の取引先で…」 
参列者の多くが義姉夫婦の関係者らしい。
「で、これがボクの義理の弟と妹。初めて会ったんだけどね…」
指差す先には年齢が私ほどの男女がいた。どことなく夫や義姉に似ているな…とは思ったが、まさかの異母きょうだい。しかも夫と初対面て!

夫の父親は50代で亡くなったと聞いていたが、まぁ色々あったようだ。いくら懐の深いタイでも父親の前妻(私の義母)の葬儀に行くのは珍しいはず。お互いバンコク在住ということで、彼らと連絡を取り合っていた義姉が呼んだのだった。

最後に物静かな義母からは想像もつかないサプライズが飛び出したわけだが、何はともあれ、長い人生で関わった人たち大勢に見送られ喜んでいると思う。

母親の死でひどく気落ちした我が夫だったが、思いがけず弟と妹に会えたことは嬉しいようだ。控えめながら常にひとり息子(我が夫)のことを心配していた義母だったので、これも義母の小さなはからいかもしれない。もうすぐ一周忌。
今年は私もバンコクにお参りに行こうと思う。

タイの葬式と医療費

この年末年始は、なんと立て続けに2件のお葬式に参列することになってしまった。タイでお葬式に行ったのは在島14年目にして初めてである。

最初のお葬式はクリスマス前。友人(タイ人)の旦那さん(イギリス人)が亡くなった。世界を飛び回る忙しい旦那さんだったが、やっとリタイアして奥さんとのんびりし始めた矢先。体調に異変が起きて
からわずか1ヶ月だったという。

次のお葬式は年明け間もなく。14年来の知人の奥さん(タイ人)が永眠された。ICUに入院中の1年半、ほとんど意識はなかったという。先のイギリス紳士の訃報を知らせてくれたのが、この知人だっ
たのがなんとも切ない。

タイのお葬式は想像通り、あまり形式ばったものではなく、和やかな雰囲気さえ漂っていた。お焼香はお線香で、懐かしい顔も多く、軽食をいただきながら話がはずんだりした。イギリス紳士の葬儀には、管弦楽団やロックバンドが日替わりで演奏に来た。音楽好きな旦那さんのために奥さんが手配したものだ。

年明けの葬儀のほうは、地元の有力者なだけあって寺院内の会場は溢れんばかりの人で埋まった。最愛の奥さんを亡くしたばかりの知人を見た時はさすがに胸がつまったが、会場にしんみりした雰囲気はなく、喪主も各テーブルをまわりながらジョークを飛ばすほど。仮設テントの下、読経の時間以外は終始こんな感じだった。

いずれのお葬式でも、私の周りでは医療費がちょっとした話題となった。当事者も開けっぴろげなもので、イギリス紳士の奥さんは1ヶ月でいくらかかったかその驚愕の内訳について力説。初老の西洋人夫を持つ奥さんたちは真剣に聞き入っていた。ある人の夫(西洋人)が意識不明で3年以上入院し、お会計がなんと1億円にのぼったという話も飛び出して、みんなで震えた。

祭壇を前に下世話な話で盛り上がるなど不謹慎なようでどきどきしたが、これも自然体でタイらしいのかもしれない。足元では寺犬が寝そべり、夜空には月が浮かぶ。「死」とは日常の延長であるこ
とを再確認した。

2014年2月1日土曜日

タイで新年明けました

2014年が明けた。近年、この時期は千葉の実家で過ごしていたので、南国でのお正月はちょっと新鮮な感じがする。年明け前からあちこちで大きな花火が上がり、遠くのほうでは深夜まで賑やかな音楽が鳴り響く。 タイでは3つの正月があり、春節やソンクラーン(タイ旧暦の正月)に比べると、1月1日の正月は少々地味な感じがした。しかし、観光地だからなのか、年々存在感が増してきているような気がする。 そうはいっても、初詣に行ったり初日の出を拝んだりといった習慣はあまりないようで、他の祝日同様、元日は家族や親しい人たちと外食に行ったりする人が多い感じだ。 私も親しい友人たちと、自然に囲まれた山の上のレストランに行ってきた。 急勾配の坂を登ったところにあるこのレストランは、我が家の目の前の山の中腹にある。密林の中にポツンとたたずむ様子は、どこもかしこも開発が進むプーケットでは新鮮な感じだ。 まさにタイ人の嗜好に合っているせいか、店内はローカルのお客さんでいっぱいだった。みんな我々同様、観光客で溢れかえる海辺のレストランを避けてきたようだ。 ここの料理はごく一般的なタイ料理で、メニューはタイ語のみだし団体客もいない。 世界有数のビーチリゾート地では、案外こんな風に、山の中の素朴な場所でのんびりするのが非日常だったりする。昼間からタイ料理をつまみにビールを飲んでいた我々だが、少しだけ日本語のボリュームを下げて、タイ人をみならいゆったり穏やかに元日の午後を日没まで楽しんだ。 平和でのどかで実に良い元日だった。

2013年12月8日日曜日

人口比率、やっぱり女性が多かった

タイで暮らしていてなんとなく気づくのだが、やたらと女性が多い。たまたま私のごく限られた生活圏でのことか?と思ったが、どうやらそうでもないようだ。

先日こんな新聞記事を目にした。大企業で“男女比”のアンバランスさが深刻になりつつあるというニュースだ。
“タイは女性人口が多いことで知られているが、大企業でも顕著で、近年深刻化している。商銀大手カシコン銀行では、2000年に男性行員が70%を占めて いたが、現在は40%にまで下がり人事部で頭を抱えている。銀行では新規顧客開拓のため外回りが多く、男性行員をほしいのが本音。ところが求人応募は女性 ばかり。

とある地方支店においては、女性行員9人に対し男性行員はたった1人。「女性行員が一度に妊娠するようなことがあれば、この支店はやっていけない」と心配する声も上がっている。

また、女性の数が圧倒的に増えたことで、かつてはなかったような問題も出てきた。女性用トイレの不足だ。これまで男女同数で設置されていたが、もはやこれでは不便なレベル。人事部では、本部に女性用トイレの数を増やすよう申請中だという。”

ここまでの事態になっていようとは。しかし、統計としてタイの人口比率をみてみると男女の差はわずか1%程度。しかも20代前半までは男性のほうが多く、 25歳から女性が増え始める。男性は(抽選だけど)徴兵制度があるし、就職にも影響するのだろうか。女性のほうが寿命長いし。

近所のお金持ちのおじさんは奥さんが2人いて、それぞれプーケットとバンコクで不自由ない暮らしをしているが、経済力があればそんな形もありかもしれない。外国人男性も、タイに来れば女性に大切にされる・・・かな?

2013年9月25日水曜日

去りゆく人々

去年あたりから、身近なところでこの島を引き上げ故郷へ帰るという話をちょくちょく聞くようになった。長年シロアリ駆除の消毒をしてくれていた知人もその ひとり。もともと夫の友人だし英語も流暢なので、シロアリ駆除だけでなく、よく世間話をしたり、路上でエンストした時に来てもらったりもした。

ところが去年、いつものように契約更新をしようとすると「田舎に帰ることになった」と言うではないか。なんでも実家は中部地方の田舎で果物農園を運営しているとのこと。以前から、いずれはあとを継ぐと決めてたらしい。のんびりとスイカやランブータンを育てて暮らすそうだ。

10年来の知人で去った人がもうひとりいた。最近音沙汰がないと思ったら、今は東部ラヨン県で働いているという。シェフなのでここよりいい仕事がみつかったのかもしれない。

さて、親しくはないが急に去ってしまってとても困ったケースもある。まずは芝刈りのおじさん。もう3年くらいお世話になっているが、これまでで一番良い仕 事をしてくれていた。おまけに安い、ここ重要。今年になってトラックが新車になっていたから「値上げしないと悪いかなぁ… 」と思っていた矢先だった。いつもいい頃合いに来てくれるのだが2ヶ月経っても現れない。3ヶ月に入ったところであきらめた。

そして、ごく最近がプールの掃除人。先月から突然姿を見せなくなってしまった。この人は気はいいのだがダメ男で、結婚しても数カ月で奥さんが出て行ってしまった。プール掃除もよくサボっていたけど、約4年通ってくれていたからマシなほうかな。

去ってしまったら代わりの人を探すだけ、これまで何回も経験してきたはず。いい大人が連絡もせず辞めてしまうのもよくある話。こういうのに慣れるのも、ここで穏やかに暮らしていく秘訣かもしれない。

2013年8月1日木曜日

贅沢すぎる僧侶

久々にとんでもない僧侶が登場し、新聞を賑わせている。タイ東北部出身のこの僧侶は、プライベートジェットに乗り、高級ブランド品を身につけ、タイ 国内のほかアメリカにも豪邸を所有するというスケールの持ち主。活動はグローバルで、詐欺、淫行などの容疑に加え、資金洗浄や薬物取引にも手を染めている らしく、タイの敬虔な仏教徒たちを驚愕させた。

この僧侶のことはYouTube通じて一気に広まった。ブランドもののサングラスをかけ、耳にはイヤホン、バッグも一目でわかる高級ブ ランド品。もちろん黄色い袈裟姿。誰がアップしたのかわからないが、動画は瞬く間に再生数20万回を突破し、世界的にも注目を集めることとなった。

この僧侶の悪行は、毎日のニュースで次々と暴かれている。ベンツを22台所有とか、実家の両親まで豪邸に住んでるとか、とにかくケタ外 れな贅沢ぶりである。さらには、10年前に13歳の少女に子供を産ませていたことまで明らかになった。ちなみにカネは「仏像を建てる」などと嘘をつき、信 者から巻き上げていたようだが、なにしろケタが違うため薬物方面の容疑も出てきたらしい。

詐欺にエロにクスリ。普段から生臭坊主のニュースは多いが、これは別格、めったにない。めったにないが、私は一連の報道を見て、10年 以上前に悪名を轟かせた僧侶Nを思い出した。さんざん悪事を働いたのに、なぜか逮捕されずアメリカ暮らし。今度の僧侶と酷似してると思ったら、なんとアメ リカで2人がつるんでいるとの噂があるというから笑ってしまった、お似合いすぎる!
ここまできたら、誰かに2人一緒のところの動画をアップしてほしいものだ。逮捕前に、是非とも。