【タイの田舎の同窓会】 我が夫が年に一度の「泊まりがけ同窓会」に行ってきた。場所はイサーン の田舎、小学校の同窓会である。2年ほど前に母親の死をきっかけに、 数十年ぶりに田舎を訪れ同級生たちと再会、それ以来毎年行われる同窓会 に出席するようになったのだ。 夫もそうだが、同級生の多くは故郷を離れ暮らしていることと、 同窓会が3日間の大イベントということもあり、みんな数日泊まりがけの 参加となる。夫に至っては1週間の休暇をとる気合の入れようだ。今年は お揃いのポロシャツをオーダーする係とやらで、出発前に取りに行ったり 郵送したり、嬉しそうに走り回っていた。 3日間のプログラムは、村人総出のウェルカムパーティーから始まり、 バスハイク、山登り、船遊びなど盛りだくさん。寺院では故人となった 同級生たちの供養も忘れない。実にタイらしい。 帰省中LINEで送られてくる写真と動画は、どれも「子供かっ!」 というようなものばかりで、何もない田舎での、ほのぼのと幸せな 幼少期を想像させた。写真の中でひっくり返って赤い顔して寝ている人も、 おどけて肩を組んで大笑いする人たちも、もとはみんな洟垂れ小僧 だったに違いない。 さて、楽しい同窓会旅行から戻った夫のもとに、後日宅配便が届いた。 中身は仲良しグループの写真入りマグカップ。 いったいどうするのだろう… と注視していたが、夫は躊躇なく、 それで毎朝コーヒーを飲んでいる。 楽しかった同窓会の余韻を味わうように。 カップは2つ送られてきた。普段ならすぐに戸棚にしまいこむ私だが、 しばらくはキッチンカウンターの特等席に飾っておこう。 たまには夫のノスタルジーに付き合うのもいいではないか。
プーケット在住12年。犬猫に囲まれて南国インドアライフ満喫中のぷけ嫁さんが紹介するタイの生活や習慣。このブログはプーケット情報サイト&マガジン・プーケットウォークから毎月25日に配信されるメールマガジンに掲載されたものです。
2015年12月2日水曜日
タイの田舎の同窓会
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